CSR(Coporate Social Responsibility)
企業の社会的責任。
従業員の労働面での人権保護、地球環境や地域社会など、多様で大勢のステークホルダーに
配慮した経営のこと。
「企業の責任ある行動が持続可能なビジネスの成功につながるとの認識を持ち、社会や環境に
関する配慮を、その事業活動やステークホルダーとの関係の中に、自主的に取り入れていくための
概念」と欧州委員会では定義されている。
CSRの概念自体は新しいものではなく、日本では経済同友会が1956年にCSR決議を行って以来、
60年超の歴史がある。1990年代後半から日本企業に「環境経営」が定着する中で、2000年以降に
頻発する企業不祥事を契機に再びCSRの関心が高まった。
corporateの意味
「corporate(コーポレート)は「団体の」「組織の」といった意味を持つ言葉です。この場合
「法人の」という意味合いがあります。
socialの意味
「social」(ソーシャル)は「社交的な」「社会的」「社会」といった意味合いを持つ形容詞です。
responsibilityの意味
「responsibility(レスポンシビリティー)」は、「責任」「負担」「責務」といった意味を持ちます。
CSRとサステナビリティ、SDGsの違い
CSR:企業の社会的責任、企業はあらゆるステークホルダーに対して責任を持つこと
サステナビリティ:環境、社会、経済、をバランスさせ、世の中全体を持続可能な状態にしていく考えの
こと。企業が事業活動を通じてサステナビリティに取り組むことをコーポレートサステナビリティと呼ぶ。
SDGs(Sustainable Development Goals):持続可能な開発目標と訳される2001年に策定された
ミレニアム開発目標(MDGs)の後継として、2015年9月の国連サミット加盟国の全会一致で採択され
た、「持続可能な開発のための2030アジェンダ」に記載された、2030年までに持続可能でよりよい世界を目指す国際目標のこと。