ジニ係数
単語集
ジニー係数とは所得格差を示す、1936年にイタリアの統計学者コンラッド・ジニが考案した指標。
完全な所得分配ができている場合は0、1つの世帯が所得を独占している場合は1となり、
係数が0に近づくほど所得格差が小さく、1に近づくほど所得格差が拡大していることを示す。
ジニ係数には、主に所得について算出されて「当初所得ジニ係数」は税や社会保険料を
支払う前の所得で公的年金などの社会保険の給付金は含まれないもの。
「再分配所得ジニ係数」は、当初所得から税や社会保険料を控除し、さらに公的年金などの
現金給付や医療、介護、保育などの現物給付を含むものを指す。
「当初所得」と「再分配所得」
ジニ係数は主に「当初所得」と「再分配所得」の2つの方法で示されます。
「当初所得」
所得や給付など、入って来るお金だけを計算したもの
「再配分所得
当初所得から社会保険料や税金を控除し、社会保障給付を加えたものが「再分配所得」となります。
世界の所得格差ランキング
0.339という日本のジニ係数を世界各国と比べてみましょう。
トップ5
1スロバキア0.220
2アイスランド0.250
3ノルウェ0.262
4デンマーク0.264
5フィンランド0.266
ワースト5
1南アフリカ0.620
2中国0.514
3インド0.495
4ブラジル0.470
5チリ0.460